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関西ではあまり馴染みのない「まぐろ」の料理。これを地酒にぴったりと合うウマイ肴へ仕立ててくれる店が存在する。JR福島駅から少し歩いた関西棋院の裏手に「地酒とまぐろ」を看板にかかげる「尊尊我無(トートゥガナシ)」がそうだ。
中に入ると、所どころに酒器や酒蔵の通い瓶などがさりげなく置かれるのに目がつく。他には余計なものがなく、その落ち着いた色使いと合わせて雰囲気はとてもシンプルにまとめられ、一般の騒がしい居酒屋を彷彿とさせない上品な空気がある。
メニューに目を通すと、そこに並ぶ飲み物はなんと地酒だけ。生ビールも置いてはいるが商売の基本はやはり地酒だ。
「たまにお客さんからなんで焼酎は置かんのや!って言われるけど、自分は酒が好きやから、やっぱり酒だけで行こうて思ってやってます」とご自身の無類の酒好きをさりげなくアピールしているマスターの夢酒(ムッシュ)・村岡さん。
もともとサラリーマンであった彼は、毎日のように飲み歩いていた。そこで出会った酒や料理に興味を深めつつ、いつかは自分で店を…という思いも、ようやく昨年の九月に叶ったのだ。
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